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岐阜の建築設計事務所 田中伸裕建築事務所



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高校の時の同級生が困っているということで、
いわゆる施工図(その中でも今回書いているのは工種ごとの承認図ですが)
を御助けで急遽書くことになりました。

施工図とは、設計図を基に現場で納まるように作成する図面で、工事を請け負った施工者さんが作成します
そして、この施工図を頼りに現場で職人さんが加工や作業を行います。
施工図の基は、設計図となりますので、いわゆる普段私たちが作る設計図は、
自分が見るための図面ではなく、お施主さんや工事業者が見てわかる図面であることが重要です。
お施主さんの思い、設計者の意図、納めのバランス等を考えて
何度も何度も推敲しながら設計図は書かれていなければ良い建物はできません。
(そういう図面であるからこそ設計料と言うのを頂いている訳ですし・・・)
しっかり練られて書かれたと思われる設計図の束には、
なんというかオーラのようなものさえ感じる時があります。

今回、割合大手の設計事務所が作成されている設計図のようですが
「ちゃんと見直した?」と言いたくなるほどの設計図です。
完璧にすべての図面で整合が取れていることは無理なところもあるでしょうが、
ほとんどの図面同士での整合性が取れておらず、同じところを表しているのに
Aの図面とBの図面では違う表現をしているためそんな時は、
一般的に、倍率が大きい(1/100図面よりも1/10)図面を優先することになるのですが
詳細図で書かれている、部材の厚さを足していくと、
全体の厚さを書いてある寸法とは全然違う寸法になったり
詳細図とされているものもコピーを拡大貼り付けしたとしか思えない図面であったり
部材と部材の接合部分の位置がおかしく、まあおかしくてもどのようにするか
という表現がどこかにあればいいのですがそれすらなかったりと
もろもろあり、結局手が止まってしまい時間だけが過ぎ仕事として成り立たない状況になっています。

私自身は、過去施工管理にも携わっていたことから現場の状況を知る者として
そして現在設計図を書く設計監理者としてお施主さんの思いや自分の思いを表現できるよう
そして綺麗にかつ合理的に納まるよう、
何度も推敲し見直しお施主さんや現場へ「渡せれる設計図」を書いているつもりです。
「ここまで書き込んで貰えてるなら施工図いらへんな~」とまでたまに言って貰えることもあり
必死こいて自分の思い描く納まりができるようにしているつもりです。
それが設計者としてのプライドでもあり、人(お施主さん・施工者等)に自分の思いを
伝えることができる唯一の方法だと考えています。
模型やパースなどは図面を補完するためのものであり、やはり図面ありきであると思います。
(そういえば、仕事を始めたころに先輩に教えられたことでもあります。)

今回、他社の図面を工種業者からの目線として見て改めて設計図の大切さを振り返ることができました
「人のふり見て我がふり直せ」と言いますが自分の設計図は本当にそれでお施主さんが満足する
そして自分が胸を張って「私の設計した建物です」と
言えるような設計図かどうか改めて見つめ直す機会になりました。



しかし・・・これはヒドイ・・・・


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